神保一哉
2010-10-26T05:17:37+09:00
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日高町に生きる「じんぼかずや」のブログ
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医療廃棄物の不法処理問題 [3]
http://jimbo.exblog.jp/13504623/
2010-10-26T05:17:36+09:00
2010-10-26T05:17:37+09:00
2010-10-26T05:17:37+09:00
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現行の執行体制が今回の不法処理問題の背景であり、現在 進行中の経営改善計画や、これからの地域医療を実のあるものにする為にも、何らかのかたちで担当副町長に診療所経営に関与できる権限を与える事と、体制の見直しに前向きな答弁をもらった。
門別と日高の離れた地域性を考えても当然の話しで、医療廃棄物の問題を単に[処理マニュアル規定]の見直しで済ますなら、小手先の話しで終わってしまう。
具体的には、まず[事務決済規定]の見直しで、これは最優先事項。
そして組織・機構の改革も想定した、適切な人事だろう。
以下が、9月定例会質疑における答弁の要約。
「病院事業は地方公営企業法の一部適用の位置付けになる。従前は副町長に職務権限が及ばない解釈できたが、[代決]規定の運用で町が明確な方針持てば可能と考えている。他の市町村での事例もあり、参考にしながら事務決済規定について改正の要も含め検討を進める。」と総務課長の答弁。
更に「内部規定なので検討作業を早急に行う。」として、改定は年度内に可能だと示唆する答弁だった。
また関係する、運営体制全般の見直しについて副町長から、「決済規定の見直しを含め、内部議論を早急に行う」と答弁があった。
私の辞書には、[検討する=実行する、と同義語]であると記されている。
検討結果に期待をしている。
担当副町長職に、職務権限が無い事が、離れ小島になる原因の一つだ。
失礼ながら、せいぜい「‥知り置く」と言う範囲の[合議]では、診療所経営への関与にはならないし、地域担当職の、責任ある位置付けではない。
院長・所長が専決権を持つのが現行の事務決済規定。
先生との永年の慣行があるから、信頼関係を損ねないのは当然だが、今流で言うならば見直しは まさに「一丁目一番地」だ。
ただ、同じ医療機関でありながら「〜門別国保と診療所で決済規定が違って良いのか」 と言う議論も勿論、出てくると思うが問題点や方法論を持ち寄って、次善の策を講じればいいだけの話しだ。
門別国保も日高診療所も、それぞれ独立した経営形態。
だが、組織上 統合して一本化する事も改めて検討すべきではないか。
日高診療所が門別国保の分院の位置付けで、悪いはずがない。
その事で、医療事務の効率化と円滑化が進み、地域医療の向上が計られるなら それに越した事はない。
開き直る訳ではないが、問題があって当たり前の社会。
解決策も一つでは無い。
世の中が一晩、二晩で変わらないのも我々は経験済みだ。
試行錯誤があっても構わない、と思っている。
関係者に、問題を受けて より良い方法論を検討する姿勢があれは、必ず解決策は見つかる。
賢明な判断を、期待している。
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医療廃棄物の不法処理問題 [2]
http://jimbo.exblog.jp/13398036/
2010-10-12T05:35:32+09:00
2010-10-12T05:35:32+09:00
2010-10-12T05:35:32+09:00
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道は8/26 に新聞報道や取材を受け、診療所に立ち入り調査を実施した。
当然だろう。
町は9月末までに、振興局に対し報告書を提出している。
後で改善内容等を確認したいと思うが、医療廃棄物の監督官庁でもある道が、他から事実を知る屈辱は無い。
ましてや、調べたら一過性の単発ではなく十数年に渡る不法投棄になる訳で。
振興局も「‥立場が無い」とする感情は強いのではないか。
その後の動きは不明だが、一般質問での確認によると警察も事情を聞きたいとしている。
事件性のある問題かどうかはさて置いて、関係機関として事情聴取は当然の動き。
いかんせん、長きに渡る不法投棄だ。
だが、何よりも事情を知りたいとするのは地域住民。
常に、小さな地域は[声無き、声]の立場。
身近な、唯一の医療機関の問題で在りながら、お互いに牽制しあって言うに言えない地域の付き合いではあるが、一番の当事者だ。
昨年、病院から診療所に移行した。
地域医療をまもるのが行政の使命であり約束と言えども、その移行だけで不安を持つ人達は多い。
2年前からの公立病院改革に沿い、診療所の経営改善計画を進めている現状で、 改革以前の問題が露呈したのが今回の一件。
改めて高齢福祉社会に対する[地域医療の再構築]をしなければ成らないのが、我々の仕事だ。
端的に言えば、先生と医療関係者が《普通の状態で、地域の医療業務に専念出来る環境》をつくる事。
私は《特異な環境》だと思っている。
今回の不法な廃棄物処理問題を、その第一歩にしなければ意味が無い。
衛生組合からの指摘は、明らかに成っただけで 過去、計3回。
しかし、診療所止まりで町に報告が上がっていないと前回、書いた。
また不思議な事に、当事者の診療所は 2回しか知らないと言う。
委員会への提出資料に拠れば、そうなっている。
元々、体質的に風通しが良くないとは聞くが、隔離された離れ小島なのか。
一連の不法処理問題で事実関係を質すのは当然だが、関係者個人の関わりだけに限ってしまうと、どうも問題がおかしく成る。
僅か、3年間で3回の事実関係すら確認出来ない あいまいな状況なのだ。
それを本庁は知らないし、分庁は当然知らない。
分庁担当の副町長も、知らない。
単なる、連絡網の回線不通ではない。
診療所は、[陸の孤島]的な位置付けになっていないか。
自治体医療機関は、町長に直結する組織として位置付けされるが、地区の運営体制に問題は無いのか。
分庁は、診療所運営の権限を持っていない。
分庁担当副町長も、そうだ。
だが、私たちの日頃の一般的な理解は違う。
[日高地区の行政全般]を把握しているのが分庁であり、副町長との認識だ。
今回の医療廃棄物の不法処理問題もそうだが、診療所経営の窓口は分庁ではない。
つまり、〜にも関わらずではあるが、分庁はカヤの外。
副町長もカヤの外。
ここは、執行体制の問題として見直す必要があるのではないか。
今回の問題の背景は大きく、二つと考えている。
一つは旧日高町時代からの行政体質。
町の答弁書に拠れば「〜職員全員の意識改革が重要であると考えている」としているから、実効性のある対策を期待している。
二つ目は、現行の組織体制と決済権限。
ここを見直すのが、診療所の経営改善の柱であるし、この問題の教訓ではないか。
名実共に、副町長職を、[地域の行政全般を担当する立場]に位置付ける必要がある。
先般の一般質問で、この件に付いて議論し、町側から前向きな答弁をもらった。
「〜現行の決済規定により事務を行っているが、これを機に業務の重要度の判断や決済事項の見直し等も含めて検討していく」とた。
以下、次回 [3]で。
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医療廃棄物の不法処理問題 [1]
http://jimbo.exblog.jp/13311599/
2010-09-29T06:09:54+09:00
2010-09-29T06:09:55+09:00
2010-09-29T06:09:55+09:00
htde
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《医療廃棄物の不法処理》〜旧日高町時代から
少なからず議会に席を置き、行政に関わる者として恥ずかしいと思っている。
まず、私自身が医療廃棄物の処理に対する基本的な〜イロハを持ち得ていなかったのと、長年の悪しき慣行を知らなかった。
この二点において恥ずかしい。
ましてや、旧日高町時代からとすれば、我々にも責任がある。
過日 報道された医療廃棄物の不法処理問題だ。
振興局(支庁)が確認した年次でも、平成12年から本年度までの長期に渡る。
医療廃棄物の処理が厳しく規定されたのは平成4年の廃棄物処理法の改定からと言うから、定かではないが不法処理は そこら辺りまでさかのぼるのか。
不明な点はあるが、承知している範囲で 経過と今後の問題について考えてみたい。
先ず言っておきたいのは単に「〜分別を間違えたから、マニュアルを見直す」と、いった次元の問題では無い事。
巷、言われていたのは『常態化していた』事実。
この点では、9/1臨時会の行政報告と民生委に提出の資料に、認識のズレがある。
後日 知ったが、この問題に対する町の対応が9/1を境に大きく変わった。
しかし、この変化は評価に値すると思っている。
推測ではあるが、9/1 の臨時会での行政報告は調査をしたとしながらも[〜単発的な間違い]を前提にした発表だ。
これに対し委員会に提出の資料は旧日高町時代から続いていた[〜日常的な不法処理]を認めた内容。
どんな内部議論があったか知らないが、事実関係を認めた上で対策を執る姿勢に転じた事は、評価できる。
ここを間違えば、海上保安庁のヘリコプター事故や上川支庁の8月豪雨災害時と同じように、町の対策は後手後手に回ったのではないか。
前提が崩れたら、後の改善策は成り立たない。
それにしても同じ日高町とは言え、門別から見て「また、日高地区か‥」
この思いが強いのではないか。
旧日高町の行政責任は重い。
福祉、介護、医療は、いずれ1400人に落ち込む日高地区の欠かせぬ政策の柱。
その医療の存在が問われる問題だ。
これが日高地区の医療体制再構築に取り組む契機に成る事を願っているが、背景にあるのは、とかく指摘されていた旧病院時代からの特異な体質ではないのか。
それと、行政の医療廃棄物に対する認識のズレだ。
関係者個々の、責めにだけ負わす問題では無い。
少なくとも、5/19まではマニュアル通りに廃棄処理してきたのだから。
さて、事の次第。
この件の噂を耳にしたのは、確か8/23〜4 頃だったと思う。
平取衛生組合で処分する一般廃棄物に、日高診療所の医療廃棄物が混入しているとの情報だった。
衛生組合は平取町と鵡川町、日高町の三町で構成し一般廃棄物を専門的に処理する一部事務組合。
日高地区は変則的に同組合に加入した経緯がある。
町の合併は18年だが、日高地区の実質的な組合加入は平成20年の4/1から。
当時、単独で小型焼却炉を持ち一般廃棄物の処分していたが ダイオキシン問題で頓挫し、焼却については2年遅れて組合に変更した。
その衛生組合からは、20年度と21年度にも医療廃棄物の混入を指摘されていたという。
そして22年度の、本年8/19日に3回目だ。(この事実も、今回の発覚当初は交錯していた)
町は報道された前後で、感染性廃棄物である点滴袋(キッド付き)が分別を間違え廃プラとして一般廃棄物に混入したと発表している。
しかし、後日の9月定例会において、今回の混入は[針付き点滴袋]と認めた。
過去2回は、点滴袋。
今回は、針付き点滴袋。
衛生組合が怒るのも当然だ。
町提出の時系列で見ると、局長と主幹が2名で診療所と分庁に来ているが、分庁は過去2回の混入を承知していなかったと言う。
ただ、診療所は春先の混入指摘を受けて、時間差はあるが5/19に処理方法の変更を内部で周知し、5/20から実施したとしている。
更に6/30に再度、内部周知し 7/1からの一般廃棄物の大幅な分別変更に備え混入を防ぐ対策を執った。
つまり、確認されただけで10年以上に及ぶ医療廃棄物の日常的な不法処理が、初めて見直される事に成ったらしい。
今回、組合から直接指摘されるまで町は不法処理を承知していなかったとしている。
いったい、どうなっているのか。
構成町として組合に対し、また診療所と町・分庁との関係において、何とも風通しが悪い。
従前から感染性廃棄物は道の認可を得た専門業者に運送と処理を委託する。
ところが、旧日高町時代から感染性廃棄物の振り分けが不十分で、自前で一般廃棄物として焼却処理していた。
言い方を変えれば、法の番人でもある行政が不法な処理と投棄を繰り返ししていた事実。
有り得ないだけに、診療所の特異な体質も あいまって今回の問題で作為的な一面を指摘する声もある。
また、確認されただけで10年以上に及ぶだけに、8/26には警察からも事情を聞きたいとの問い合わせがあったと言う。
道への改善計画書の提出もある。
〜さて、次回 [2]で。
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http://jimbo.exblog.jp/12621943/
2010-05-11T06:36:54+09:00
2010-05-11T06:36:55+09:00
2010-05-11T06:36:55+09:00
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5月に入っても屋根からの雪が いまだに、僅かだが軒下に残る。
話しによると、日高地区は浅間山荘事件のあった年以来の多雪だったと言うから、ほぼ40年来か。
異例の冬であり、異例の春だった。
今、事務所の壁に彼の黒ネクタイ姿。
テーブルには、昨年6月に実家で撮ったと言う笑顔のスナップ写真が1枚。
横にドライの350缶が置いてある。
私は呑む席が余り得意ではないから酌み交わした数は多くはないが、彼の愛飲はスーパードライと あとは芋焼酎。
1月26日、私は かけがえのない友を失った。
最後まで「‥治療は順調に進んでいる」常に、この一点張りで通した。
何事にも強気な姿勢を崩さない男であっし、それが自分への励みでもあったんだろうと思う。
しかし、たとえ そう言わざるを得なかったにしても 彼はすでに充分に覚悟は決めていたし、それが判らぬ付き合いでも無かった。
それ故に…
共に地方行政に長く関わって、基本線の ここ一番の話しをよくした。
詰めた議論も幾度となくした。
しかし、我々はどちらかと言うと激論を交わすと言うのは違った。
大いに議論はするが、結論はそれぞれの判断。
〜話さずとも判るだろう といった感じも多かった。
事実、言わずとも通じる事は多かった。
節目節目の問題で見解が異なっても彼には腹を割れたし、手の内をさらす事に こだわりは持たなかった。
彼にも立つ位置がある。
私にも立つ位置がある。
しかし、それでも彼とは駆け引きをしながらも本音を言いあえた。
クチの堅い男であったし、共に墓場まで持って行かねば成らぬ話しもした。
地域の変わり様を目の当たりに見るにつけ、いずれ向こうで会う時は延長戦をやらなければ‥今は、そんな思いだ。
おそらく、彼も待っている。
様々な問題で自分の考えがまとまらぬ時、判断に迷う時の指摘は的を得ていた。
一面で冷徹な判断もした。
普段は慎重で冷静な男だったが、時として私を超える激情家でもあった。
私が止めることも、しばしだった。
人は、必要があれば赤信号を渡らなければならないと思っている。
私は、その時には一人で渡るのを信条としてきた。
いざという時、つるむのは土台が好みではない。
だが、そんな私の独断専行を諫めてくれるのも彼だった。
「神保さん、勝手すぎる」
彼に何回止められたか。
彼の手を、何回振り払ったか。
しかし、私が思いを通すと「わかったよ」。
最後は、この一言。
お互い、最終判断は尊重した。
二人で練りに練った案が通らぬ時、彼は「はぐれ鳥が二羽になったなぁ‥」
我々に、それ以上の言葉は無用だった。
11月17日、あえて言われなくても察していた胸の内を、それとなく律儀に伝えてきた。
一番 聞きたく無い話しだった。
返答のしようが無い。
矢野よ、言葉にせずとも いいではないか。
『〜行く末は覚悟している』彼の惜別の挨拶だった。
『持って生まれた運命、誰にも変えることができない。
生かされてるって事だよ。
痛風の元も好きなだけ ご自由にだ。
まだ しばらくは大丈夫そうなので、色々と悔いを残さないように やっていくよ。
悲惨な災害で一瞬にして消えてしまう事を考えると、遥かに幸せだ。
7月14日 娘の結婚式、21日入院で生死をさまよった緊急手術。
病名を告知されたのは結婚式の3日前だった。
人生いろいろだよ、神保さん。』
彼は泣き言を言わない男だ。
『〜順調に回復している』常にこうだった。
潰れた声帯で、お前がクチに出さずとも‥
別れの挨拶だった。
それとなく、「〜みんなに会うか」と言ったら断られた。
私は嘘を通すよりない。
「必ず、春には元気に帰ってきます」って。
1月4日、札幌の自宅で会った。
治療の影響を受けて、多少浅黒く見える顔に帽子を深くかぶって玄関先に立ちつくして送ってくれた姿が彼を見る最後だった。
1月25日 午後7時04分、着信があった。
我々は概して早寝早起きが共通項だったから、夜間に連絡を寄越す事は今まで ほとんどなかった。
最後の最後まで、変わらず律儀な男だった。
いずれ私が逝く時も、彼に土産話しを沢山持って行くと事前連絡しなければ‥そう、思っている。
1月に入ってからは、頻繁に「〜早く日高に帰りたい、やらなければ成らない事がある」と言ってきた。
1月26日夕刻、彼は奥様に付き添われ無言の帰宅をした。
[地域の再生] が彼の思いであり、願いだった。
同志であり、かけがいのない戦友の意志は私が継ぐ。
そう誓って、選挙戦に臨んだ。
日高を思う、矢野の弔い合戦が支援者の共通認識。
言わず語らずに、そうなった。
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ウタリ協会日高支部の補助金不正問題
http://jimbo.exblog.jp/11709895/
2009-12-04T05:46:25+09:00
2009-12-04T05:46:28+09:00
2009-12-04T05:46:28+09:00
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ウタリ協会日高支部の補助金不正問題で、最後の最後まで迷走を続けたのが日高町。
何故、常識的な軌道修正が出来なかったのか。
「総会が、総会が‥」と、時期を逸して ここまで来てしまった。
挙げ句の果てに、《返還の必要は無し》
極めて わかりやすい、判断しやすい問題だった…疑問に思う。
町と議会は政策判断を誤った。
行政は多岐に渡る。
日高支部の不正問題だけが町政ではない。
生活に密着する医療や福祉、軽種馬産業に直結する道営競馬の問題、合併後において急速に進む日高地区の落ち込みや国少の存続問題などなど‥地域再生に関わる重要案件が様々にある。
年間予算が特別会計を含めて約170億円規模で執行される事を思えば、日高支部の不正個人流用など些細な事かも知れない。
今回の補助金不正は、たかだか70万〜80万。
しかし これは行政の体質が問われ 町政の根幹が問われれている問題。
過ぎ去った話しを掘り起こすのではない。
これからの、町政に対する姿勢が問われたのだ。
町民の多くは、三輪町政に従前のウタリ政策からの転換を期待していた。
その期待を裏切ったのではないかと、懸念する。
議会も同じこと。
政策に一定の判断を示すのは議会の責務。
町政の意志決定をする議会の立場が、いったい いつから大政翼賛会に成り下がってしまったのか‥そう言われても仕方のない話しだ。
誤解を招く表現になるかと思うが敢えて言えば、議会は執行機関の応援団であってはならない。
自治法の精神からみて、イロハのイの問題ではないか。
議会が総論与党になった時、町政は衰退する。
11月臨時議会において、民生常任委員会が〈全会一致〉で提出した議案は見事に否決された。
日高支部の不正に対し町に〈返還を命ずることを求める決議〉が、残念ながら議員各位の御賛同をいただけなかった。
この事によって我が町のウタリ政策は、ほかの自治体からみて間違いなく遅れをとるが、致し方ない。
議会と執行機関の判断なのだ。
この問題の背景にあるのは、町と補助団体との10数年に渡る 度が過ぎた悪しき慣行。
町内の方々は十分に その事実をご承知のハズだ。
議会も結果において、それを容認してきた。
巷、言われる支部長(支部)一人が悪者で済む問題ではない。
議会も町も、共にエリを正さざるを得ないのが過去の経緯。
負の遺産に一線を引いて新たなウタリ政策を確立し、事業の再構築を計る。
そのための一里塚が〈返還を求める決議〉だと考えていた。
支部への補助金返還命令は、その姿勢を示すものだ。
町が〈返還の必要は無し〉の最終結論を出したのを受けて、所管である民生常任委員会は議論の結果〈補助金の返還を求める〉議案の提出で合意した。
もちろん、《全会一致》だ。
返還を求める理由は二点に絞った。
1) 18年度決算における虚偽の実績報告書の提出。(町の調査で粉飾決算とされる)
2) 立替金科目を使っての特別会計への支出は補助交付規則18条の目的外使用に該当する。(町の調査では特定の一個人へ流用とされる)
委員それぞれに様々な意見があったが、以上の単純明快な明らかな事実で意見の一致をみた。
当然の結論だ。
議案は民生委員会提案の[決議]とした。
議案の提出を決定した後、周囲からは予期しない 見当違いの話しが数々 聞こえてきた。
町に物申す事に戸惑いや違和感、抵抗感といった独特の風土が いまだにあるらしい。
議案提出は[町長不信任]に成ると言うのだ。
何とも お粗末な思考回路ではないか。
民生委の総意として、〈町民の期待が高い三輪町政のために、判断を誤らないでいただきたい〉との願いが何故、町長不信任なのか。
ましてや 個別事業に対する案件だ。
問責決議とは訳が違う。
冒頭でも触れたが、議会の存在意義すら問われる次元の低い議論だ。
みずからの底が見透かされる様な話しは、すべきではない。
町政の意志決定は議会が行う。
自明の理だ。
日高支部の不正問題とは、[公金] つまり 町費の在り方が問われた問題。
町民の公平性を損なう町政であってはならないとの思いが、なぜ [不信任]になるのか。
「返還命令をかけたら、負担出来ない弱い会員の人達が困る。」と、わかるようで わからない話しも聞かされた。
しからば 町費と会費を食い物にされた、この現状を許すのか。
一個人の強権に、自分達の存在が無き様に振り回されている状況を解消するのが返還命令の持つ意味合いだ。
本末転倒の意見と申し上げておく。
町は会期中の全員協議会で[北海道ウタリ協会日高支部運営補助金に係わる説明資料]を提出して、〈返還の必要無し〉とする町の立場を説明した。
残念ながら従来の主張を上塗りしただけの、説得力を欠く内容だった。
既に結論在りきの、後付けの説明だから無理もない。
言い訳は、すればするほど聞き苦しくなる。
議会は納得しても、町民は納得しないだろう。
《否決》から僅か数日後だ。
皮肉な事にアイヌ協会(旧ウタリ協会)札幌支部の不正問題が報道された。
公金の不適切な受給と受託事業への支出を確認したとある。
道議会の決算特別委員会で、道は指摘を受けてアイヌ協会へ委託料の返還請求と実態調査の考えを示した。
実績報告書が虚偽だったわけだ。
担当の道職員も承知していたとして処分も検討すると言うが、道と議会は事実を知って 当たり前の判断と処置を執る。
事業全般の実態調査を行うと言うから いずれ全容は明らかになるだろうが、常識的な自治体もあるものだ。
2月の町の調査に、素直に応じたとして「悪質ではない」と町からお墨付きをもらった日高支部。
心ある町民は怒るのではないか。
ししゃも祭り実行委員会から豊漁祈願祭の催事を受託したにもかかわらず直前に訳の解らない理由で中止し、委託金30万円をポケット。
返済されず、裁判に訴えた人は立場が無い。
売掛金の未払いで、裁判に訴えた人は立場が無い。
虚偽実績報告の提出で、悪質であるとして補助金の返還をした旧門別連合も立場が無い。
しかし、何よりも 町費を食い物にされた町民こそ、立場が無い。
この不正問題は支部長(支部)一人悪者で済ます事ではない と前段で言った。
町との 十数年に渡る悪しき慣行が、今の今まで続いてきた。
僅か2年前の連合不正問題の時に指摘した慢性的な事務執行の在り方は、何ら改善されていなかった。
当時、調査特別委員会の意見として [〜これまでの町政執行者の責任も重いものがある。
今後は補助団体との 馴れ合いがあったなどという誤解を招く行為は言うまでもなく、不適切な事務処理の再発防止に努められたい] こう、調査報告書で締めくくった。
しかし、実態はドコ吹く風だ。
18年度のウタリ協会日高支部の粉飾された虚偽実績報告書の作成と提出を〈‥町が承知していた〉事実は、その最たる現れ。
つまり、町と日高支部はモタレあいカバイあう 馴れ合いの関係にあった。
ここが改善されないと、次の展開はない。
19年の春に18年度決算の虚偽の事実を把握していながら、本会議で白々しく否定したのは今年の3月定例会。
それを何故か 土壇場の9月定例会で、一転して認める醜態。
近隣某町の温泉偽装問題と、行政の図式は いつも同じだ。
‥にもかかわらず、発言の撤回や陳謝で済まそうとする感覚がわからない。
議会のみならず、町民をも愚弄する態度と言わなければならない。
町は既存の支部に軍配をあげる選択をしてしまった。
一線を期さずしてウタリ事業の健全化はあり得ないにもかかわらず、深みにはまった。
重い責任を しょった自覚があるのなら、新たなウタリ政策の実現に事務体制の見直しを行い、早急に再建に向けた具体策を示す必要がある。
‥果たせぬ夢かも知れないなどと、イヤミを言うつもりは無い。
それは町民の願いだ。
今までの十数年に渡るウタリ事業の総括無しに、次に進めない。
返還は過去への[決別宣言]であり、[再スタート宣言]でもある。
改めて言うが、町は政策判断を誤った。
※ 民生委の総意で提出した決議案の全会一致が採決時に崩れた責任をとり、委員長を辞した。
残り任期は僅かだが、今後は一委員として所管の問題に鋭意取り組んで行きたい。
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続・ウタリ協会日高支部 不正問題
http://jimbo.exblog.jp/11204982/
2009-09-24T07:48:37+09:00
2009-09-24T07:48:32+09:00
2009-09-24T07:48:32+09:00
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この時期 この経過で何故、町は日高支部の[総会開催]にこだわるのか。
※ ちなみに 9/27 が日高支部の総会日だそうだ。
総会が開かれたからと言って、いったいそれが何なのか。
私には、その意味が判らない。
幾ら熱弁をふるわれても、理に叶わないではないか。
いまだに[総会開催]に固執するのは、町として確たる戦略を持ち合わせていない現れなのか。
そう、疑いたくなる。
それぞれに答弁すればバラバラ。
矛盾が多すぎる。
公費の在り方について、一定の方針を持って臨む体制ではない。
20年度事業は段階を踏んで、まず総会で会員の方々に承認される必要があると言う。
随分とズレた感覚だ。
正常な組織であれば 判らなくもないが‥しかし、機能していない組織に対処する方策ではない。
町も十分に承知されているハズだ。
町みずから策定した補助交付規則から逸脱して、この有様だ。
交付規則12条で実績報告書の提出について定めているが、時期を逸している。
一つの問題を詰めていくと、行政執行の体質と全体像が透けて見えてくる。
問われているのは日高支部だけではない。
昨年の12月の定例会一般質問で3月から6月、そして9月と継続してウタリ不正問題の質疑を行ってきた。
結論から言うと町は揺れていて相変わらずの印象と言うか、空回り状態。
具体策を持って取り組んでいるのか、疑問を感じている。
よもや‥そんな事はないだろうが。
現状では あきらかな〈行政の不作為〉‥とは、言いたくないが。
難しい問題ではない。
旧くからの町政の しがらみを断ち切って、正常化への覚悟を持てば済む話し。
姿勢を示して欲しいのだ。
そこが定まっていない。
実体の無い日高支部に総会を開かせて前年度実績の承認を得るのが、そんなに大切な事なのか。
改めて言うが、時期を逸している。
既に町が[自浄能力が無い団体]と認めた日高支部。
そこに、いったい何を承認してもらわなければ成らないのか。
組織の延命に手を貸すのが町の仕事ではない。
公金の在り方について適切な判断をし、今後のウタリ政策を早期に確立するのが目的ではないのか。
町は内部議論を詰めて、執行責任を果たされるべきだ。
6月定例会での町長答弁で、辛うじて進展の兆しを感じたのは事実だった。
だが…その後、聞こえてくる話しは相も変わらず。
そうは言えども、少しは期待して迎えた9月定例会だったのに残念に思う。
「神保議員は《不正》と言うが、総会で20年度実績は まだ承認されていない」のだそうだ。
バカを言ってはいけない。
《不正》か どうかは補助交付規則に基づいて町が判断する事だ。
自浄能力を失ない、既に実体の無い日高支部に決めてもらう問題ではない。
今回の質疑で理解し難い発言が二つあった。
本当に信じ難い答弁であり、今後に問題を残す発言だった。
虚偽の「18年度実績報告書の作成は承知していた」と担当課長が答弁をした。
3月定例会答弁を[撤回] したのだ。
課長が承知していたとは、町が承知していたのと同義語。
まさに町と日高支部の背中はクッツイテいた訳で、癒着の関係は深い。
町は本年1月から2月にかけて、交付規則11条に基づいて虚偽報告の調査を実施したが こうなれば茶番劇だ。
発言の撤回、訂正で済む問題ではない。
連合不正問題の時 [町は知らなかった]とし、詐欺罪で告訴した。
しからば、今回は共犯なのか?
ウタリ不正問題は新たな展開になってきた。
もう一点。
前年度の出納閉鎖は5月末。
既に、一般会計の決算は終了。
監査の決算審査も終えているはずだ。
あとは議会の認定を受けるだけ。(11月臨時会の予定)
日高支部への20年度補助金は[額の確定通知]すらされていない。
実績報告書が提出されていないからだと言う。
現在は、あくまでも(仮)実績報告書の取り扱い。
だから、総会で承認される必要があると言う理屈だ。
しかし、支部補助金を含む一般会計の決算は終了しているのだ。
調査報告書に、以下の通り記載されている。
[当該団体が4月末日までに実績報告書を提出せず、さらに出納整理期間中に提出の見込みが無いと判断した場合は、今回の仮実績報告書を持って《実績報告書として処理すること》とする。]
本年 2/9付けの決定である。
この事実に町は何を感じ、どう対処するのか。
みずからの決定に恥じる事なく、堂々と支離滅裂の統一見解を述べる心中は いささか推察しかねる。
この状態では、又々 次回になるのか。
ウタリ行政はアイヌ新法の制定と共に、新たな時代を迎えている。
日高町も、悪しき慣習に染まったウタリ行政から早く脱却して体制の建て直しを計らなければ成らない。
支持の高い三輪町政だ。
泥沼にハマらぬ様、方針の転換を期待したい。
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財務規則とは何なのか。
http://jimbo.exblog.jp/10543848/
2009-07-03T05:51:31+09:00
2009-07-03T05:51:31+09:00
2009-07-03T05:51:31+09:00
htde
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早いもので 6月定例会も終了。
まず、ウタリ協会日高支部の補助金不正・個人流用問題の前に、この一件から報告。
町政には、関わる者との積年のシガラミが常につきまとう。
過ぎ去った話しを掘り起こそうと言う訳では無いが〈将来を造る〉前提は取り壊す事と同時進行しなければ成らないと言う意味だ。
永年の体質と慣習が背景にあるだけに短時間でとはならないが、前町政までの行政体質の総括は行われるべきだ。
三輪町政への期待はそこにある。
[抵当権付き道路用地の取得問題]
町道用地として取得した議長からの「土地(法人名義)取得手続きは財務規則違反ではないか」として、6月定例会で同僚議員から一般質問があった。
この問題が表面化したのは4/28 の新聞報道。
この件に関し議会側の経過方々、自分なりの思いを述べておきたい。
表面化後、議運を開き取り扱いを協議した結果、事案の周知について5/1 に全員協議会を開催する方針を決めた。
協議会では町から経緯説明を受けたが「報道された通りである」として、事実関係を全面的に認めた。
[財務規則違反]であり、規則の[ただし…書き条項の適用ではない」との認識も示して謝罪したと記憶している。
この時点で、町は事実関係を認め白旗を揚げていた。
その後さらに 議運を開き、本会議での[行政報告を町に求める]決定をした。
しかし5/8 の臨時会では何を意図するのか わからないが、行政報告をうけた質疑で「規則の本旨には外れたが、財務規則違反ではない」と立場を180度、変えてきた。
「…ただし書きの適用に当たる」とも言った。
当初の説明とは全く逆の答弁に変わった。
マサカだが、連休が明けたら世の中が変わっていた訳だ。
連休前は「その通りです」
連休が明けたらゴロリと変わった。
基本線がブレてはいけない。
何事にも揺れる範囲はある。
許容される範囲もある。
しかし、大幅に方向修正する時は然るべき理由が必要だ。
残念ながら、今回は それが無い。
問題は、もう一つある。
質疑において、町の見解が真っ二つに割れた事だ。
町長と担当課長の発言が食い違った。
聞く限りにおいて、担当課長の発言には一貫性があって常識的であり、作為は感じなかった。
彼の発言に理がある。
いずれにせよ、一つの問題を巡って、町の見解が割れてはいけない。
当たり前の事だ。
本会議答弁は、誰が答えても《町長答弁》
見苦しいだけならまだしも、事は三輪町政の基本姿勢が問われる問題。
町は、方針を変えるなら それなりの然るべき納得出来る理由を持たなけ成らない。
残念ながら、場当たりの説明で支離滅裂。
説得力はない。
ましてや閣内不一致となれば、何も言うことはない。
担当課長は「財務規則に違反した」と、従前と変わらずの発言。
町長は「規則の本旨には外れるが財務規則違反ではない」とした。
「ちょっと待った!」ではないか。
事実認識がズレては問題の解決は先送りに成らざるを得ない。
町民に対し、議会に対し安易に過ぎる町の対応だ。
非は非で認めなければ、三輪町政の姿勢が問われる。
クドクなるが結論から言うと、先の課長答弁が規則の本旨に沿う誠意ある正直な答弁。
表面化した以上は腹を据えるべきだ。
でなければ、町政への不信がつのる。
置かれた状況からみて「責任の所在を明らかにするよう求める」とする声が出るのは 当たり前の話しではないか。
ところが、町は事実を曲げて認めない。
暫時休憩で中断したが、再開後の答弁も町の統一見解になっていなかった。
お粗末である。
そして、今定例会での質疑。
町は従前と変わらぬ姿勢を示した。
[~ただし書き条項]を適用し、担当職員の裁量の範疇と言う。
「そこまで縛っては仕事に成らない」と言う。
しかし、そうであるならば 勘違いもはなはだしいと指摘しなければ成らない。
自由闊達に職務を遂行し負託に応える事と、勝手な解釈とは一緒にはならない。
後ズケで、規則の本旨を曲げては無理が出る。
そもそも、[~ただし書き]は取得時の判断。
当時この事実関係を「承知していなかった」とする認識で、この条項の適用には成らない。
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町は方針の変更を!! ウタリ協会日高支部の補助金不正問題。
http://jimbo.exblog.jp/9886662/
2009-03-22T06:07:50+09:00
2009-03-22T06:07:50+09:00
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htde
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… しかし、驚くことが続くものだ。
ウタリの日高支部問題。
町補助金は、個人貸付されても[返済の要は無し!]
つまり、町費は個人流用しても認められる!
有り得ないが 調査の後、町は そう結論付けている。
こんな理不尽が、まかり通るのか。
このままでは「‥揺れる、町の対応」と指摘せざるを得ない。
不公平極まりない、町政執行の現状ではないか。
町は本年1月から2月にかけて、日高支部から提出されている18年度・19年度・20年度の3年間に渡る実績報告書などの事実関係について、調査を行った。
その結果、 [特定の個人]へ3年間で計80万円の貸付処理が行われていた事実を明らかにした。
‥が、しかし なのだ。
以下、いきさつを説明しておく。
昨年の12月定例会での一般質問において、補助事業の ししゃも祭り豊漁祈願祭が突然中止された件と、日高支部はウタリ協会への負担金未納により[資格消失]しているにもかかわらず、町から運営費補助金が支出されている問題を中心に質した。
私の不勉強もあったから、事前に過去5年間の経過に関する補助交付書類の開示を求め、目を通してみた。
その内容は驚きの連続。
まさに町と支部とのズブズブの関係を十分に感じさせるにたる、過去からの慣行を繰り返す不適切な執行事務の状況だった。
その事を示す事例は数々あったが、極めつけは 18年度。
実績報告書ではウタリ協会への負担金支出を行った扱いになっているが、実際には未払い!
収支の操作を行い、虚偽の実績報告を町に提出していた事実が記載され、それを町は受理しているのだ。
質疑において、町は虚偽の実績報告書を提出されていたと、当然だが事実を認めた。
その上で、日高支部の決算などについて調査を求めた。
町は早急に実施すると答弁し、18年度以降~の調査を約束した。
その調査結果で、運営費補助金を含む支部会計から3年間で80万円の貸付金、つまり個人流用の事実が発覚し、裏付けられた。
そこに固有名詞は記載されていないが、本会計から特別会計に立替金として支出されている。
調査表には貸付先として、《特定の個人一名》とする表現でその事実が示されている。
あわせて「‥故意であり」、「‥粉飾決算である」と認めた本人の言質も記載されている。
明らかな、補助金の目的外使用である。
この調査結果を公開請求で入手し、今3月定例会において再度 一般質問を行った。
町の補助金交付規則に沿って、適正な執行と補助団体において有効な町費の活用が成されているか。
我々 議会の関心は、この一点である。
[個人貸付]は、交付規則以前の問題。
有り得る訳が無い。
もちろん、個人貸付は補助金の対象事業に該当しない。
常識論である。
町と、見解の分かれた問題があった。
[補助対象額]の件だ。
質疑の結果、[補助対象額]は個別の事業や限定した範囲ではなく、通年の支部運営に関わる事業全般であると町は認めた。
残された執行書類上からも、当然だ。
つまり、「各年の個別事業は適正に執行されているから、返還の必要は無い」とする、町の主張は完全に崩れる事になる。
交付規則と運用事務の状況からみて根拠が無いのだ…にも関わらず、[返還を求めず]とする町の判断は信じ難い。
もちろん、規則はどうあれ[個人流用]が、適正な事業執行であるハズが無い。
何か、思惑でもあるのかどうか判らないが、町の見解は絵空事。
子供騙しである。
一連の調査に対し「‥正直に申し述べたから、許す」と言うのが、町の認識。
随分と、人が良すぎる町の対応ではないか。
何か、恐れる事でも在るのか。
町民の財産と町費を預かり、運営執行する町の執るべき姿勢では無いし、負託の責任を果たす態度ではないと思う。
交付規則では[‥交付決定の取り消しは行わない事とする]とあるのは[補助金の返還を求めない]と同義語の位置付けになっている。
町は結論として[‥交付決定の取り消しは行わない]とした。
わかりやすく言えば、[貰った者が勝ち]なのだ。
虚偽の報告書を提出され、目的外使用をされて、バカにされても許される町政とは何んなのか。
わずか一昨年の出来事である。
当時の門別連合に対し、補助金交付に伴う不正問題で返還を命じ、関係者を告訴までしたのは何んだったのか。
その後の協議会において、町は「日高支部に比べて、連合の時は悪質だった」とする趣旨の発言を行った。
この話しを聞いて、連合は怒らないのか。
私なら怒り狂う。
同じ補助金の、不正受給と虚偽報告を行って、なぜ連合だけが罰せられ補助金の返還をしなければならないのか。
連合から[返還した補助金の、再返還を求める] 、町は そう言われても致し方ない。
また、「支部長に返済するよう、再三 言っている」とも言った。
ツジツマが合わないではないか。
調査結果で返済を求めず、片やで返せには成らない。
町政の迷走ではないのか。
過去の経過から、今後も 持ちつ持たれつの関係を続けて行くのか。
町は、腰が定まっていないと指摘せざるを得ない。
町費を目的外使用で個人流用し、粉飾決算をし、虚偽の報告をされても町は許すと言う。
町民に、不公平感を与える町政であっては成らないと思う。
今年度、手数料や使用料金など多くの負担を町民に お願いをする予算を決定している。
それでいて、片やで町費の不正流用を黙認する姿勢は町民の理解を得られない。
代表監査委員から日高支部の監査を行う旨、答弁をいただいた。
より詳しく、執行事務の状況などについて明らかにされると思う。
監査結果に期待をしている。
その上での、町の賢明な判断を期待している。
最後になったが、ししゃも祭り実行委員会の補助金30万円は返還されたと答弁があった。
実行委員会が、豊漁祈願祭事業を委託したウタリ文化保存会から、未だに返還を受けていないにも関わらず実行委員会の責任として補助金返還をしたと言う。
また、再三の返還命令にも応じない文化保存会に対し、3/5付けで返還を求める訴訟手続きをしたと答弁があった。
筋を通す実行委員会の姿勢は、当たり前とは言え 立派なものだ。
町政不信を招かないよう、新たな方針を早期に示すことを町に期待する。
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http://jimbo.exblog.jp/9530935/
2009-02-03T06:39:02+09:00
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htde
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先日の新聞報道によると、定額給付金に対し反対等を求める意見書を、全国の自治体議会で可決する動きが出ているとある。
まだ僅かだが、1/31までに全国1800自治体で、京都市・宇治市・調布市・国立市・高槻市・西宮市・和歌山市・北海道の日高町、計 8市町。
~白紙撤回、~二次補正からの切り離し、~見直しを求めるなど、表現の違いはあるが事実上 国の方針に反旗を掲げた事になり、「今後の動向に、総務省が関心をもっている」とある。
つまり、国は拡大を恐れると同時に、成り行きによっては自治体を牽制すると言う事だろう。
「‥ヤレばイイさ」とは言わないが、ヤレばイイ。
第2次補正予算は通過したが、財源を確保する関連法案は60日規定の2/3再議決で、3月末の成立予定になるらしい。
ただ、各自治体は補正予算を議決しなければ成らないし、所帯の大きいところは事務作業が間に合わないから年度内支給は、ほぼ不可能。
だけど、スゴい方法があるものだ。
関連法案の成立前でも、財務省証券(蔵券と呼ぶらしい)の発行で予算支給は可能だと言う。
野党側は、対案で定額給付金のための支出を禁じる法案を提出したらしい。
しかし、バカではないのかと思う。
〈緊急〉経済対策と言いながら、昨年の10月に発表してから超目玉の定額給付金がブレにブレて、実に半年余り。
「2兆円は、友党との維持経費」と与党幹部に本音を暴露されてまで、ゲタの雪に付き合ったのに支持率はサッパリ上がらない。
麻生さんは、本当に お気の毒だ。
今、一番の政策課題は何か。
〈政権交代〉と〈政界再編〉
民主党をヨシとするものではないが、廃船間近は もっとダメ。
オドオドして、人の良く見えた幹事長は官僚気質丸出しで、居るか居ないかわからない官房長官も終わっている。
政党は人材を供給出来なくなったら、おしまいだ。
戦後の経済復興と高度成長を支えて役割を終えた偉大な政党だから、最後の最後に見苦しい態度はとるべきではない。
桜の頃に、共に散るべきだ。
速やかな退場を求める。
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10/31 臨時会で‥
http://jimbo.exblog.jp/8907533/
2008-11-06T04:39:43+09:00
2008-11-06T04:40:31+09:00
2008-11-06T04:40:31+09:00
htde
未分類
相も変わらずだが、[全員協議会]が実質の表舞台。
養護施設入居者の行方不明問題について、町から協議会の場で報告があった。
民生常任委員会が所管の案件であるから、まず委員会での報告が当然だが そう成らないのが、我が議会。
町の影を踏みながら歩く事をヨシとする体質は、 なかなか変わるものではない。
急遽ではあったが当初、行方不明問題とシシャモ豊漁祈願祭中止の二件で委員会開催の予定だった。
町は行方不明問題について本会議で[行政報告]を予定していたと聞いたが、『そっとしておいて欲しいと』言う 御家族の申し出を思いばかり、協議会での説明に変更したと言う。
御家族の心中は察する。
町の、御家族の意向に配慮しようとする気遣いも理解する。
…が、しかし その取り扱いを巡り はからずも協議会成る場が裏舞台である事を認めた事実は町と議会にとって皮肉な事だ。
さて、本題。
結果的に委員会案件はシシャモ豊漁祈願祭中止問題の一件だけとなったが、町の経過説明には いささか驚いた。
事実とすれば所管委員会は当然のこと、議会として見過ごす訳にはいかない背景を持つ、波乱含みの問題だ。
まだ概要をつかみかねるが、 町の説明は以下の通り。
シシャモ豊漁祈願祭は北海道ウタリ協会日高支部と門別ウタリ文化保存会の連名で案内があった行事。
町は、観光協会経由で30万円を支出している補助事業。
祈願祭前日の10/25 午後2時頃、「町長・副町長の出席が無いから中止する」旨、担当課に連絡があったとの説明。
まさか!
ガキのケンカであるまいし!!
何があったか知らないが、 そんな理由で事業が中止されるハズがない‥と、誰もが思う。
事実とすれば、余りにも子供じみた奇異な話しではないか。
町は中止を受けて、祈願祭事業の単独補助金30万円の返還命令を出したと言う。
速やかな対応と言えば それまでの話しだが、いったい ここに至るまでの背景には何があったのか。
巷のウワサはともかく 町の補助事業である以上、所管委員会として関心を持たざるを得ない。
町の説明から、疑問点が幾つか出てきた。
北海道ウタリ協会によると、過去2年間の会費未納により日高支部は既に[資格消失]していると言うのだ。
関係者との見解の相違はあるらしいが、今年度に入って町が確認したと言うから間違いはない。
つまり、日高支部は存在していない事になる。
にもかかわらず、その存在しない支部に、町は年間の運営費補助を行ってきた事実。
あわせて、年間で数回の個別事業に対し補助金を支出してきた経緯になる。
一昨年から昨年にかけて、当時の門別地区連合への補助金不正支出問題で揺れた最中に、方やで同様の補助金を巡る問題が存在していたとするならば、いったいアノ騒動は何んだったのか。
補助事業の適正化に向けて特別委員会を設置し、町と補助団体との過去の事務執行状況を調査して然るべき措置を執ったのは、ついこの間の事だ。
町の一連の説明が事実とすれば 何等、苦い教訓は生かされていない。
町政事務の執行上、あきらかに問題があるのではないか。
中止騒動は大化けの可能性がある。
11月中旬に予定される前年度決算審議の臨時議会は もとよりだが、所管委員会としても鋭意取り組んでいかなければ成らない問題。
論点は二つかなと思う。
※ 補助事業と補助金の関係における執行事務の事実調査と適正化の問題。
※ その結果として、日高支部として存在しないとされるウタリ協会の、今後の在り方がどうあるべきか。
町の、指導力が問われる問題にも発展するのではないか。
このあたりかなと思っている。
もちろん、歴史ある組織でもあり 地域の生活に密着し、多くの人々に影響を与える問題である事を考えると、その関わりは慎重にあらねば‥と感じながらではあるが。
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5/27 臨時会 ふるさと再生を
http://jimbo.exblog.jp/8108327/
2008-06-11T06:59:34+09:00
2008-06-11T06:59:56+09:00
2008-06-11T06:59:56+09:00
htde
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5/27 第3回 臨時会 11:00~
議案は、[ひだか高原荘等の指定管理者の指定について]。
事実上、経営破綻した 3セク公社の後始末と並行して、町は新たな施設運営者を選定する作業を進めてきた。
公募の結果 最終的に2社の応募があり、選考の結果を受けて臨時会に[受け皿会社]が提案された。
本宮議員が議案に対し意味のある、聴ける二点の質問をした。
(1) 2社の申し込みがあった中で、町が(株)日高 高原荘に指定管理者を選定した要因は何か。
(2) 町は地域行政と観光行政への取り組みを、どの様にと考えるか…
カイツマンデ言えば、質問内容は この二つ。
おかれた地域の状況からみて、妥当で適切な問いかけだ。
しかし、残念ながら質疑は 全くもってカミ合わなかった。
答弁に、歯がゆさを感じた。
彼は議案審議を通じて、何を聞きたかったのか。
何を議論したかったのか。
以下、勝手ながらだが推測で言うならば こう言う事ではなかったのか。
公社の経営破綻を受けて、過去の行政方針と執行の反省が先ず なければ成らない。
その上で今後の地域振興策が、どう在るべきか。
それは夏場以降に具体的になってくるだろう、門別地区の観光施設問題や道営競馬を核にして軽種馬と馬産地の振興につなげる町の農政と観光行政への基本的な考えを問う事でもある。
それ故に、どんな検討が成されたのか。
どんな具体策でのぞむのか。
その中で町が選考した(株)日高 高原荘の役割、使命は何なのか。
彼は、町の地域に対する[企画立案]の中身と[姿勢]を尋ねたのだ。
そう、思う。
行政の、地域に対する思いや意欲を質したかったのだと推測している。
間違っても、選考過程や二社の優劣を聞いているのでは無い。
にもかかわらず、その問いかけの主旨が届かなかったゆえに、質疑は成立しなかった。
おそらく、語るべき現実的な施策と夢を町は持ち合わせていなかったのだろう。
よしんば在ったとしても現状おいて、内部の共通認識になっていなかったのは明らかだ。
ましてや、従前の行政手法や発想が通用しないと言う反省はなかったのだろうと思う。
残念だが そう、解釈した。
持ち合わせているのであれば、町は熱く語るべきだった。
ここまで落ち込んだ日高の地域振興にかける思いを語るべきだった、…にもかかわらずだ。
もし、それが在るならば その願いが共々に一致したのが、この選考の結果であって欲しかったと思っている。
公社の経営破綻は、長年に渡る行政執行の失敗であり、破綻でもある。
町は今一度、おかれた地域の窮状を真摯に見つめるべきだ。
日高地区は1900人を割り込んで、商店など各企業の撤退が今なお続いている。
歯止めをかけるのは、容易な事ではない。
だからこそ、行政の発想と手法を見直さなければ、地域の再建は無いと思うのだ。
国策による過疎地振興策は40年を経て尚、全国において ほとんど実を結んでいない。
時限立法の過疎法で歯止めをかけ、再生した地域は極わずか。
過疎債は自治体にとって、単に優位な借入条件に成り下がってしまったのが現実だ。
過疎特例法が延長されても、[限界集落]が増え続けてきた。
集落を超えて[限界自治体]すら誕生している。
現状を見れば、これもあきらかだ。
例えば、旧日高町は土地総で14億円かけた構造改善事業を進めても、粗生産額2億円の農業に落ち込んでしまったのが現実だ。
我々は〈無い知恵を持ち寄って絞る〉ほか、方策が無いところまで すでに来てしまっている。
今や、すっかり有名になってしまったが〈葉っぱモノ〉の徳島県、上勝町。
おばあちゃん達が、育てて採集する葉っぱ事業は現在、3億円の規模だ。
ちなみに運営母体は3セク。
官の発想と体質を棄てきれば3セクも生きる。
最盛期に6000人の町が、今は約2000人と言うから旧日高町とほぼ同規模。
[限界自治体]直前の町が知恵を絞って生き残っている。
我々にも出来るはずだ。
隣町の南富良野町も経営状況までは承知していないが、隠れファンがつくほどに3セクのホテルが頑張っている。
少量多品目で野菜の販売を道の駅で行い、ホテルの食材にも使う。
観光行政と農業はつながっている。
我が町でも十分に可能だ。
「官民一体になって…」と言う。
個人的には好きなフレーズではない。
民官一体なら、まだわかるが…時代錯誤を感じる語感がいやだ。
まぁ それはさて置き、この地で生きざるを得ないのが我々、地域住民。
民を問わず、官を問わず同じ目線で取り組まなければ地域の再生は成らない。
今までの流れを変えるのが、公社清算の意義だと考えている。
その思いと、願いを答弁で熱く語って欲しかった。
本年度から、町長の強い意向で地域振興課に観光グループが新設された。
共に、地域の人達と汗をかく事を期待している。
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3 セク公社 清算問題
http://jimbo.exblog.jp/7882210/
2008-05-06T11:09:05+09:00
2008-05-06T11:09:17+09:00
2008-05-06T11:09:17+09:00
htde
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5月末まで公社事業は継続されるから、これからも運転資金の不足は生じる。
今後、再度の補正が行われる予定で最終的には精算費合計で約1800~1900万円程の町費投入が見込まれる。
すべての清算業務が終了するのは7月末の予定。
それにしても、《任意整理》なんて言うと、モットモラシク聞こえるものらしい。
事実、現場の当事者や町関係者にも勘違いしている人達がいるという。
バカな話しだ。
公社は経営に行き詰まって経営破綻状態に追い込まれ、工面する方策も無く公費での手当てを余儀なくされ事実上の倒産に至ったという経過だ。
何の事は無い、公社は《経営破綻》。
この事実を厳粛に受けとめて、取り組まないと行政は同じ繰り返しの失敗をする。
自分で自分のケツを拭けぬから町費で始末を付けるにもかかわらず、お粗末過ぎる。
『たかだか、4000万程度の赤字で町は公社を無くすのか』
これも当事者の声とするならば、救いようがない。
笑うほか、無し。
唖然とする。
世の中には余裕を持って、尚かつ先を見越して任意で清算業務をする会社もある。
これも任意整理。
片や、スッカラカンならまだしも親に面倒をみて貰って、まだ事の重大性に気が付かないバカな会社の整理もある。
事実上の倒産状態。
これも任意整理。
どんな意味合いがあるのか知らないが、事実を過少評価するかの様な取り繕うかの様な恥ずかしい認識は捨て去る方が良い。
行政が得意とする、あたかも他人事であるかのような雰囲気を今回も感じる。
置かれた、地域の切実な状況を承知しているのか。
臨時会では、併せて町長以下 特別職4名の処分案が提出され議決された。
極めて、異例な処分だと思っている。
旧日高町の後始末とは言え、現在の執行者がケジメをつけなければ成らない。
町の経営・管理の責任が問われる訳だから致し方ない。
金額は勿論だが、過去の行政無策に対する責任だろう。
何が異例なのか。
町長は、敢えて現教育長を処分の対象とした。
旧日高町時代の助役ではあるが、今は所管が違う。
本来は有り得ない処分だ。
教育行政に関する問題では無いにもかかわらず、町長は踏み込んだ判断をされた。
[旧町の責任]を明確に意志表示したのだろう。
三輪町長の心中は察するし、覚悟のほどは理解する。
それだけに旧町関係者には事の重大性を自覚していただかなければ成らない。
旧日高町の責任を認め、当時の特別職を対象にした異例な処分案だった。
これを旧町関係者は、どう思うのか。
私は前回、放漫経営と言ったが 実際は《怠慢経営》の結果と思っている。
町の怠慢経営だ。
経営破綻した公社はもとよりだが、一番の責任は行政。
長年に渡り、町が経営責任を果たしてこなかった《行政の怠慢》だ。
町から公社が委託を受け、町民の財産を管理運営し地域振興に努力する。
その3セク公社の実質的な経営権と主導権を持つのが自治体だ。
町が役割を放棄し続けた結果、収支の問題に成らざる得なく成った。
町民にとって不幸であるし公社が赤字だから困り、黒字だから良かったと言う次元でとらえるべき問題では無い。
地域の生死がかかっている。
それが、[公社破綻問題]だと思っている。
公社の問題は、状況を知る皆さんの御指摘通りで現場はもとよりだが、言い換えれば経営権を持つ町の行政体質の現れでもある。
前から、普通の感覚を持つ会社で良いと言ってきた。
ことさら、立派な会社になんて考えてもいないし期待もしていた訳でもない。
が、それにしてもお粗末に過ぎる。
キチンと検証してみなければ確たる言い方は出来ないが、多少成りの経過を知る者として、この結果を見ると改めてそう思う。
「日々、可もなし不可もなしでタンタンと過ごしただけなのか…」とは言わないまでも、公金を預かって事業を行うなんて自覚や使命感は全く無かったんだろう。
経営陣には、そう 問いかけてみたい気がする。
旧経営責任者が「…経営センスをみがかなかった」等々とコメントされていたが、良く意味がわからない。
自覚ある発言で無いのは、確かだ。
今までの経過とシガラミを考えると、やむにやまれぬ状況だったとは言え「…これ以上、傷グチを広げる訳にはいかない」とする、三輪町長の〔公社清算〕判断は間違っていない。
体質改善が不可能な所まで落ち込んだ、最後の最後が この結果だ。
一般的に通常、経営に関わる者は試算表や決算書をみて経営状態などの判断をする。
よしんば、正確に読み取れなくても日常の感覚で判る。
聞き及ぶところによると、現場には「何故こんな事に成ったのか…」
戸惑いと言えば聞こえがイイが、そんな不思議な声も在ると言う。
信じ難いが、これが現状だ。
体質改善、以前の状態。
一連の公社清算について町から議会側に資料が提出され、何回か状況の説明を受けているが、どうも切実さが伝わってこない。
何故なのか。
いまだ、相変わらずだが 3セクの制度上の問題とかスキー人口の減少とか、あたかも原因が外的要因にあったかの様な説明だ。
三輪町長の真意が、伝わっていないのではないか。
日高地域の落ち込みと言う、事の重大性が伝わっていないのではないか。
後始末に汲々とし、原因の把握すら間違っているとするならば、今後の地域振興に展望は持てるのか。
疑問を感じる。
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3セク (株)日高町振興公社、経営破綻で清算へ !!
http://jimbo.exblog.jp/7630764/
2008-03-30T07:13:11+09:00
2008-03-30T07:13:12+09:00
2008-03-30T07:13:12+09:00
htde
未分類
町は、《経営破綻》状態の3セク公社を完全に整理するする方針で具体的な作業に入った。
町の判断に基づいて、3/27 臨時取締役会で決定したとの話しだ。
遂にと言うか、 成るべくして成ったと言うか…
しかし、 私に驚きはない。
「いよいよ、来るべき時が来たな」というのが正直な感想で、必然の事態と思っている。
ただ、この間十数年の経営状況と経営体質を僅かなり知る者として、無念さを強く感じるのも事実。
願わくば、もっと早くに…と思う。
何故、この破綻状態前に 手を打てなかったのか。
遅過ぎた。
行政の怠慢に怒りを覚える。
他地域の例を見るまでもなく、我が町の3セク事業も同様に頓挫した。
役割と使命を果たせず中途退場だ。
恵まれた環境は往々にして人を、組織をダメにする。
その典型が残念ながら〔3セク公社〕ではなかったのか。
民間会社とは言えども、半官半民の公営会社。
公共的な使命を持って優位な経営環境を与えられているにもかかわらず、町の公共財産を有効活用できずに逆に町民負担を増大した責任は重い。
関係者には事の重大性を自覚してもらわなければならない。
旧町時代の、経営責任は軽くは無い。
町から、正式に公社の経営状況を知らされたのは2/22。
「今期、3月末で約1700万円越えの赤字決算の見通しで、春先にかけての資金不足も見込まれる。
公社として、今後の資金繰りの目処も経たない状態」そんな話しだった。
4期連続、事業実績ベースで過去3年と合せると5400万円の赤字。
債務超過に迫る勢い…と言うより、実質は債務超過だ。
何故なら、今期 スキー場部門の取扱いは、町との委託契約の変更により公社側には赤字が発生しない仕組み。
契約方法の変更により、町が運営経費も負担する事になったからだ。
昨年のスキー場部門の赤字額400万円を受けての措置と言うが、しかし今期のスキー場部門の実質赤字額は約800~1000万円と言われているから、昨年と同様の経理処理をすれば明らかな債務超過。
6000万円を越える。
※敢えて言わせていただけば 既に本会議で議論をしているが、この手法は禁じ手で〔赤字隠しのカラクリ〕と改めて指摘をしておく。
この手法が通用するのであれば、3セクの意味は無い。※
今期、春先に公社は産学寮を町に売却した。(今後の経費負担を考え、町は合併交付金で購入)
その簿価との差額である売却益等約900万円を差し引いても、累積赤字は約4500万円になる。
当面の対策として、2月~3月にかけ給与の一部カットなど数項目に渡り300万円前後の経費削減策をとり、赤字幅の圧縮に努めるものの、町の意向としては最終的に〔公社を清算する〕方針と説明があった。
その後 3/6 定例会初日に全員協議会の場で、公社の現状説明と今後 予想される幾つかの選択肢が示された。
だが、整理するとは言えども この時点では公社の処理について確たる方針を固めた状況では無いのも見て取れた。
今回の取締役会の決定は、その後 町のまとめた方針に沿って、会社として清算の処理方法や日程を決めたと言う事だろう。
株主総会での議論や金額の確定、議会の補正審議、職員の皆さんの処遇などでの曲折も予想されるが、《3セク公社の清算》は既成の事実と成った。
それにしても、適切な財産の管理運用が出来ずに、落ち込む一方の疲弊した日高地区の現状に拍車をかける〔公社清算〕の事実は衝撃だ。
〔任意整理〕と言えば聞こえが良いかも知れないが、実際には見事なほどの〔放漫経営による倒産〕が実態。
関係者は、この事実を十分に自覚される必要がある。
当面の問題として、先ず清算業務を適切に行う事が最優先。
ここを間違うと、日高町の評価につながるし今後の町政に悪影響を与える。
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〔不穏当発言〕に謝罪要求!
http://jimbo.exblog.jp/7563667/
2008-03-21T05:57:08+09:00
2008-03-21T05:57:09+09:00
2008-03-21T05:57:09+09:00
htde
未分類
茂庭議員の連合問題に関する〔不穏当発言〕について、議会は最終日の3/14《茂庭忠雄議員に陳謝を求める決議》を賛成多数で可決した。
議案に対する取扱いや賛否を巡り、終盤で二転三転しモメにモメた上での議決。
一般質問において〔正義の味方〕を自認され、一部議員を〔悪代官〕呼ばわりされた茂庭議員の質疑内容に関してだ。
聞き捨てならない話しだったし、許容の限度を越える。
〔悪代官〕のタクラミに乗ってしまった我々議会は、大馬鹿者と言う御指摘に聞こえた。
言い掛かりをつけられて、そう簡単に収まる訳は無かったが しかし議会が本来、戦わすべき政策論争からは掛け離れた低次元の問題。
それだけに、後々に尾をひく事も間違いない。
一昨年からの〔連合不正問題〕の経過と可決までのテンマツを簡単に説明しておきたい。
とは言え、チョッと長くなるかもしれないが…
結論から、申し上げるならば限度を遥かに越えた〔誹謗中傷〕で、名誉毀損にも相当する赦しがたい行為と考えているので、今回の議会の判断は妥当なものだったと思っている。
物事に対し、人それぞれに考え方・意見はあって当然だ。
議会に席を置く以上、議員が個々の案件に対し一定の考えを持つのは最低限の条件と思うし、議会議論の前提である。
大いに尊重もするし、いくらでも話しは伺う。
しかしながら、この類いが〔言論の自由〕の範囲となれば、いささか次元が違って来るのではないか。
言う所の、常識を疑う暴言だ。
議員は、みずからの発言に責任を持つ立場。
故に、イザと言う時は覚悟をして発言をするものだ。
今定例会の本筋から外れて咲いたアダ花で、恥ずかしい問題。
議会が、こういった問題に時間を割くのは無駄だと思うが、出て来たんだから仕方が無い。
ケリをつけるまでの話し。
はからずも、日高町議会の現状が垣間見えた問題。
…事の経過。
3/7 定例会、一般質問での茂庭議員の発言内容が発端。
一昨年11月の決算議会で、町と旧門別連合との間での長年に渡った補助金の不正な支給・受給の問題が表面化した。
町と連合との悪しき慣習による、日高町補助金交付規則違反の問題である。
当時、町は独自の判断で関係職員の※懲戒処分を12月に決め、年明けに連合に対して補助金の返還を求めた。
※私を含む2名の議員は、まだ事実関係が明らかでは無い中での処分・幕引は早過ぎるとして処分案に反対した経緯がある。
あの時点で、町が年内決着をしようとした判断が混乱の一つの遠因に成ったと思っている※
更に2月になって、町は関係者2名を詐欺罪で刑事告訴をした。
悪しき慣習は刑事事件に発展した。
議会は昨年1月、調査特別委員会を設置して事実関係の解明と交付規則の見直し改善・執行事務の適正化などをまとめ、当時の門別連合に対しても補助金の返還はもとより違約金の支払い要求も行うよう町に求めた。
そして昨年12月に告訴の結果、検察から〔起訴猶予〕の処分が下された。
おかれた状況から、詐欺罪での刑罰には処さないが〔不正の事実関係は認めた〕と言う事だろう。
茂庭議員の一般質問での主張は要約すると、議会の要職にある一部議員の策動で議会と町長が踊らされ、はたまた警察署長まで荷担して刑事事件にデッチ上げ、連合をオトシメタかの様な言い分。
一方的に連合を悪者扱いするのは作為的で片手落ちだとの主張のようだ。
その上で、告訴された2名の名誉回復はどうするのか、 常識ある町民は事態の成り行きを心配していると言った様な論調だったと記憶する。
茂庭議員の質問終了時に、「不穏当な発言であり、対応を協議するよう求める」動議を提出し、賛成多数で可決された。
3/7 本会議終了後、議運を開いて議事録精査を3/12 に行い、取扱いを協議する決定をした。
そして精査の結果、約10ヶ所を不穏当発言と特定。
どう対処すべきか様々な議論はあったが、御本人が〔自主的〕に該当部分の取り消しと謝罪を行うよう茂庭議員に求める決定をし、3/13 に議長から本人に伝えた。
議運の極めて〔穏当〕な判断だ、…にもかかわらず返答は「事実を述べ認識している事を話したまでで削除にも応じず、撤回も謝罪もしない」と言った内容だったと報告があった。
これを受けて議運は、〔議長の職権〕で不穏当発言部分の削除を命じ、茂庭議員に対し〔陳謝を求める決議〕案を本会議に提出する決定をした。
議会としての、最低限のケジメだとの判断だ。
3/14 この方針を全員に協議会で伝えた。
当然の如く協議会では激論に成って、本会議再開はズレ込んで行った。
この間、議運・協議会・本会議・暫時休憩を繰り返した。
状況は二転三転、四転だ。
議運の方針に「そこまでしなくても…」、異をとなえる声や茂庭議員を擁護する意見も当然あったし、御本人に謝罪を進める方々や御本人の立場を由とする議員など、水面下での動きは活発に見てとれた。
しかし、何があろうとも御本人に謝罪の意思が無い以上、〔決議案の提出〕に揺るぎは無い。
そして、再度の本会議再開の直前に成って、また議運を開くという連絡だ。
またまた、議運。
取扱いの協議だ。
そこで私は驚いた。
いや、ホントに驚いた。
この土壇場にきて「謝罪したい」旨の申し入れがあったのだと言う。
周囲の説得の結果なのか判らないが…
「チョッと待って欲しい、この場に及んで見苦しいではないか」私は、正直そう思った。
マサカ!である。
議運の協議では、「これ以上モメてはいけない、謝罪の意向を受け入れるべきだ」とする空気も一部にあった。
しかしながら、議運の大勢は「今更、謝罪すると言われても…大人気ない」「すでに時期を逸している」との判断。
当然だろう。
全員協議会に、「今の時点での謝罪申し入れは聞かれず、予定通り決議案を提出する」旨の最終結論を伝えた。
騒然としたヤリトリと成ったが、致し方無い。
再開後、発議による議案の提出は僅差で可決。
続く決議案は何故か、それ以上の差で可決された。
繰り返すが、どの様な考えであっても個々の主張は尊重するし、尊重される。
しかしながら、伴なう発言の誹謗中傷は断じて許されない。
どなたかが、処理を巡る議論の時「言論の自由ではないか」とおっしゃったが、バカを言ってはいけない。
〔暴言の自由〕は許されない。
決議案に対する質疑と反対討論の中で、「議員が議員を裁いてはいけない」とも発言があった。
見当違いではないのか。
こんな暴言を許して、放ったらかしにする議会の感覚が、笑いの対象になる。
苦笑いでやり過ごす、その限度を越えるのだ。
誤解を恐れず言わせていただけば 万事、小異にコダワルと言う意味ではないが大原則がある…《ケンカは売らずとも、売られたら買う》のは基本であり、鉄則だ。
この問題に対する議会の反応は、正に現状を写す鏡だったと思う。
…と言うか、対応策を考える中で今後の教訓とすべき事が数々あったし、イイ勉強になった。
何事も、モメると馬脚が現われる。
自重しなければと反省をした。
ちなみに、程度のホドがバレてしまうから、足モトを見られる様なケンカは好みではない。
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道路特定財源の暫定税率 問題
http://jimbo.exblog.jp/7422965/
2008-03-04T05:49:48+09:00
2008-03-04T05:49:48+09:00
2008-03-04T05:49:48+09:00
htde
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20年度の一般会計政府予算案が年度末までに成立するのは確実になってきたが、ガソリン税の暫定税率問題は まだ不透明。
過日、臨時議会に道路特定財源の暫定税率維持を求める意見書が提出され、賛成多数で可決された。
道路財源確保の為に、暫定税制を今後10年間も(その後、更に延長だって有得る)続ける事を国に求めた訳だ。
それが日高町議会の総意。
しかし、私には理解しがたい議会の意志と言わざるを得ないのだ。
私はこの件で、意見書に反対する立場をとった。
当然だと思っている。
今回は北海道町村議長会 系列からの働きかけに基ずく意見書。
原則的に町村議長会からの要請は尊重しようと言う流れは確かにある。
しかし、それは取扱い上の事で賛同するかどうかは別な問題。
内容にヨリケリ。
「所詮は意見書だ、影響は無い」
「付き合いだ」
「関係官庁におかしく逆らって、これ以上交付金を減らされたら堪らない…」
「〇〇党に賛成するのか」とも言われる。
バカを言ってはいけない。
《暫定税率と特定財源の見直し》は小泉・安部自民党内閣の改革基本路線だったじゃないのか。
ゴロリ、変説したのは誰なのか。
一番の問題は、これに限らずだが前段で必要な議論も無く議会の意志が決まってしまう議会の在り方だ。
意見書自体はその時々、突然提出される事はあるから一概に言えないが、日頃 ガソリン税の議論など行った事は無い。
それが現実だ。
にもかかわらず、即決できる我が議会は素晴らしいではないか。
地方議会は国の方針に全て従う立場ではないし、地方6団体のオカシナ意向を支える立場でもない。
道路建設や整備、すべてに反対しているのでは無い。
自治体が自主的に判断できるように、税の入口と出口の仕組みを見直ししようと言う事だろう。
我々にとっては〔地方分権〕に関わる問題であり、いつか来た道に戻って良いのか どうかが問われている問題なのだ。
政府の〔骨太の長期方針〕は生きている。
社会保障費は毎年2000億円以上削減される。我々自治体は、耐えて方向転換しつつある。
にもかかわらず、片やで〔道路整備計画在りき〕で今後10年間、聖域で59兆円が生き続ける政策に大いに疑問を持つのだ。
しかし、日頃の勉強不足ではあるが当初、これほどの課題をかかえた案件とは思わなかった。
暫定税率が廃止されれば、毎年 約9000億円が地方の減収に成るらしい仕組みも初めて知った。
しかし、…だから暫定税率維持は単純すぎる。
定率化を求めれば良いではないか。
道路特定財源は執行にあたって、各省庁の裁量の範囲である特別会計扱い。
ならば、省庁の意向に逆らえないとする弱小町村の気持ちも当然判る。
無言、有言の強い圧力だ。
国政に逆らえば 事実、岩国市が基地問題で地方交付金や補助金を交付しない、減額すると脅かされた。
国は、堂々と暴力団に変身する。
ドウカツは暴力団の専売特許では無い事も知った。
〔地方分権〕と制度は変わっても、主従関係が生き続ける現実は しばらくは無くならない。
一般会計が80~85兆円で、各特別会計で総額250兆円~400兆円が別枠で運用されると言う国の予算制度自体が信じられないし、理解の限度を超える。
不思議な仕組みだ。
要点は二つ。
1) 特別会計から一般会計に場所を移す事。
特定財源の制度を見直して一般財源化すればいいだけで、この点では小泉構造改革は正論だ。
2) 併せて、暫定税率を改め定率にするか、廃止するかを決める事。
基本線は、それだけの事ではないのか。
その上で、地方の裁量で処せる財源の確保と事業判断が出来る様、税制度の変更を求めるのが、スジではないか。
意見書可決は、負け犬の発想だ。
せめて、電信柱にションベン引っかけて逃げるくらいの覚悟はあってもイイじゃないか…せめて、犬の遠吠えくらい…ダメか。
私はガソリン税そのものがダメとは思っていない。
酒税やタバコ税と同じで一般財源扱いにすれば済む話し。
その上で、見える形の国会議論の対象にして政官の既得権からハズす事だ。
それが必ず、地方の自主財源と自治の確保につながる。
「何故、地方は負け犬を選択するのか」片山・前 鳥取県知事の考えを支持する。
意見書可決は間違いだ。
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